『見えるもの』

この世には　人の眼に見えるものと　見えないものがあります

しかし　眼に見えないからといって　存在しないわけではありません

たとえば　空気　電気　電波などは見えないけれど確かに存在します

もっといえば　愛情　友情　絆などの　人間の心に由来するもの

人にとって　真に大切なものは　眼に見えない場合が多いようです

ウイルスは　顕微鏡で拡大すれば見えます

しかし　人間の心から発するものは　顕微鏡では見えません

顕微鏡で見えなくても　これらが存在しなければ

人間は生きていけません　心から発せられたものは

心の眼でのみ　見ることが出来ます

天理教教祖は

信者の「神の姿はあるのですか？」との問いに

次のように答えられました

「在るといえばある。無いといえばない。

　願う心の誠から、見える利益（りやく）が神の姿やで。」

神のお姿も守護も眼には見えません

形となって表れたものの中に　心の眼を使って見出すものです

眼に見えないけれども　確かにあるもの

それを感じ取る心を育てましょう